インプラント治療・口腔外科
Implant
インプラント治療とは
Implant

歯を失ったとき、代わりとなる歯を入れるための治療法です。入れ歯やブリッジといった保険診療もありますが、インプラント治療は自費診療になります。インプラント体とよばれる人工歯根を手術によって顎骨に埋入し、固定源とします。その上に上部構造とよばれる人工歯をセットします。入れ歯やブリッジよりもしっかり噛めて、審美性も向上するなどさまざまなメリットがあります。
当院のインプラント治療
インプラント治療と聞くと「リスクが高い」「危険」というイメージを持たれている方もいらっしゃると思います。近年でもマスコミがインプラント治療について報道していることから「リスク」「危険性」という言葉だけがひとり歩きしているように感じます。
インプラント治療は本当にリスクが高いのかというと、決してそういうことはありません。むしろ、インプラント治療は「安全性の高い治療」といわれています。フォレス歯科・こども矯正歯科でもインプラント治療を行なっていますが、治療後にトラブルとなったケースは1つもありません。
なぜインプラント治療は「危険」というイメージがついたのか?
なぜ、インプラント治療は「危険」というイメージが先行しているのでしょうか? それは「インプラント治療が適さない患者さまにも、インプラントを埋入してしまっている歯科医院があるから」だと考えています。もちろん、ほとんどの歯科医院ではそうした治療はしていませんが、ごく一部の歯科医院が利益優先でインプラント治療を行なっている実情もあります。
ご自身の歯を失ってしまった場合、全ての患者さまに対してインプラント治療ができるかというと、そうではありません。インプラント治療は、顎の骨にインプラント体を埋入します。つまり、顎の骨が充分に残っていなければ、インプラントを支えられなくなり将来的に抜けてしまうリスクがあります。
しかし、顎骨がどれくらい残っているかというのは、患者さま自身だけでは判断できません。相談した歯科医師からの説明でしかわかり得ないことです。顎骨の量が不充分であるにもかかわらず、インプラント治療を勧める歯科医師がいることで「インプラント治療=危険、リスクのある治療」というイメージがついてしまっているのではないでしょうか。
歯を失ったときの治療として、インプラント治療に勝るものはないと考えます。実際にインプラント治療を受けた患者さまから「まるで自分自身の歯のように好きなものを食べられる」と、うれしいお言葉をいただきます。しかし、すべての患者さまにインプラント治療をおすすめするわけではありません。その患者さまに最適だと考えられ、ご納得いただいた治療をご提供しています。

インプラント治療へのこだわり
フォレス歯科・こども矯正歯科で最もこだわっているのは、治療の「安全性」です。「その患者さまにとって本当にインプラント治療が最適である」と判断しない限り、おすすめすることはありません。インプラント治療が最適かは、お口の中を診ただけではわかりません。的確な診査・診断をして、お口の周りの骨の状態などを正しく分析しなければなりません。そのために歯や顎の状態だけでなく血管・神経の位置を把握できる歯科用CTを導入しています。
歯科用CTは高額な機材のため、導入している歯科医院は全国で5%くらいといわれています。それでも、こうした最新設備を導入しなければ精密な診査・診断ができません。もはや、インプラント治療において歯科用CTでの診断は必要不可欠であると考えています。

カウンセリング・総合診断にて最適な治療をご提案
インプラント治療は、ただインプラントを埋入する技術だけでなく、噛み合わせや歯並び、審美など、さまざまな知識が必要とされる治療法です。
当院の歯科医師は、インプラント治療だけでなく審美治療や矯正歯科など、さまざまな分野に精通しています。あらゆる知見から総合的に判断し、患者さまのお口の機能や審美性を回復するための治療法をご提案します。

インプラント治療のメリット・デメリット
メリット
残っている歯に負担をかけない
インプラント治療は人工歯根を固定源にするという、天然歯に近い構造をしています。部分入れ歯やブリッジのように残っている天然歯を固定源にしないため、周りの歯に負担をかけません。歯列全体の寿命を伸ばし、正しい噛み合わせを維持できます。
しっかり噛める
人工歯根であるインプラント体と顎骨が結合することで、強く噛めるようになり、天然歯に近い自然な噛み心地を手に入れられます。同じく失った歯を補う治療法である入れ歯は安定感に乏しく、ブリッジはある程度噛めるようになりますが、健康な歯を大きく削る必要があります。
見た目が自然になる
部分入れ歯は金属のクラスプ(留め具)が目立ち、ブリッジは保険診療の場合、金属を使うため口元が目立ちます。インプラント治療は金属を使用しないうえ、上部構造は主にセラミックなどの白い素材を使うため、周囲の歯になじんで美しい口元に仕上がります。
デメリット
保険が適用されない
入れ歯とブリッジは、保険診療の素材で治療を受けられます。低価格で治療を受けられるので、選択肢のひとつとして挙げられます。一方のインプラント治療は基本的に自費診療となり、治療が長期にわたることもあって価格が高くなります。
手術が必要
インプラント体を顎骨に埋入するときは、歯肉を切開して骨を削るといった手術を行ないます。麻酔をするため痛みはほとんどありませんが、手術が苦手・不安を覚える方はご相談ください。しっかりとカウンセリングしたうえで治療法を検討します。
治療後はメンテナンスに通う
インプラント治療を受けたところは、周囲の組織が炎症を起こしやすい状態になります。放置すると歯周病のような症状であるインプラント周囲炎にかかりやすくなります。普段からしっかりケアをしつつ、定期的にメンテナンスを受けるために通院していただきます。
ほかの治療との違い
入れ歯
入れ歯は部分入れ歯と、片顎に1本も歯がない場合に適用する総入れ歯の2種類があります。部分入れ歯は金属のクラスプを残っている歯に引っ掛けて固定し、総入れ歯はお口にはめて使用します。保険診療があるため費用を抑えられ、取り外しができてケアが簡単にできるので清潔に保てます。しかし、安定感に乏しいため噛んだときに痛みを感じる可能性があります。また、部分入れ歯のクラスプは金属を使用するため口元を目立たせてしまいます。
ブリッジ
人工歯の両隣に被せ物が連結し、残っている歯に橋を架けるようにして固定する治療法です。しっかり固定されるのである程度強く噛むことができ、保険診療もあるため費用を抑えられます。しかし、固定源となる天然歯を大きく削らなければならず、歯の寿命に影響すると考えられます。また、人工歯と歯肉の間に汚れが溜まりやすく、丁寧に歯磨きをする必要があります。
インプラント治療
人工歯根であるインプラント体と顎骨を結合させ、上部構造(人工歯)を固定します。入れ歯やブリッジよりもしっかり噛めて、残っている歯に負担をかけません。さらに見た目も自然な仕上がりになり、永久歯と近い機能や見た目を回復できます。ただし、手術が必要になるほか自費診療なので費用がかかります。また、治療後は周囲組織が炎症を起こしやすいため、定期的にメンテナンスを受けていただきます。
インプラント治療の流れ
Step
カウンセリング
患者さまのお悩みをお伺いし、お口の中を拝見します。治療法はひとつとは限りません。患者さまに適していると考えられる治療の選択肢をご提示し、治療内容や大まかな金額、治療期間などについてご説明します。場合によっては全身の健康状態についてもお伺いします。
Step
精密検査
虫歯や歯周病の有無のほか、歯科用CTを使い顎骨の状態を詳しく調べます。骨の厚みや量などを調べ、インプラント治療を受けられるか確認します。また、血管や神経の位置を正確に把握し、手術のときにトラブルを回避できるようにします。
Step
診断
精密検査の結果とともに診断についてご説明し、立案した治療計画をお話しします。治療内容だけでなく、費用や治療期間などについて詳細にお伝えします。今後の方針について同意いただきましたら、治療のステップに進みます。
Step
インプラント手術(1次手術)
局所麻酔をして顎骨に穴をあけ、インプラント体を埋入します。シミュレーションをもとに作製したガイデッドサージェリーを使うので、安全に治療を進められます。インプラントを顎骨に埋入したら歯肉を被せて縫合し、手術は終了です。
Step
治癒期間
インプラントは主にチタンという金属で作られており、骨となじみやすい性質をもっています。この治癒期間に顎骨とインプラントが強く結合し、インプラント全体の土台となっていきます。骨の強さやインプラントの種類などにより、治癒期間は異なります。
Step
インプラント手術(2次手術)
顎骨とインプラントが結合したら、再び歯肉を切開してインプラン体の頭を出します。アバットメントとよばれる、上部構造の支台部分をインプラン体の上に取り付けます。このままの状態にし、切開した歯肉の傷が回復するのを待ちます。
Step
人工歯の装着
アバットメントを装着して患部が落ち着いてから、型取りをします。噛み合わせや形、色調などを調整しながら、上部構造を作っていきます。最終的な上部構造ができたら、アバットメントに装着します。違和感や痛みなどがないか確認し、治療は終了になります。
Step
メンテナンス
インプラント治療を受けたところは細菌に感染しやすく、インプラント周囲炎という炎症を起こしやすい状態になります。最悪の場合はインプラントが脱落するため、定期的にメンテナンスを受けていただきます。炎症の有無をチェックするほか、クリーニングでお口の中をきれいにします。
インプラントによる治療法
当院では患者さまの症状やご希望などから総合的に判断し、より負担が少なくインプラントが安定しやすい治療法をご提案します。顎骨が少ないといった難症例にも対応し、あらゆる患者さまがインプラントを使用できるように努めています。
ガイデッドサージェリー
シミュレーションソフトによって得られたデータをもとに作製する、手術のガイドです。マウスピースのようなガイドには穴があいており、インプラントを埋入する位置や角度を正確に再現できます。シミュレーションに沿った精密な埋入が可能になり、治療後の腫れなどを抑えます。また、手術時間の短縮にもつながり、患者さまにかかる負担を大きく減らすことができます。
抜歯即時埋入
一般的には抜歯後、3~4ヵ月ほどの時間を置いて骨が治るのを待ちますが、抜歯即時埋入は抜歯した日のうちにインプラントを埋入します。抜歯したあとの骨が治ろうとする反応を利用し、結合を促進するものです。これによって治療期間が大幅に短縮します。骨の吸収も抑えることができ、インプラントの安定性が向上します。ただし、骨が充分に残っているなど、適用できる症例が限られます。
GBR
インプラントを埋入するための骨の厚みや高さが足りない場合に適用する治療です。骨が欠損した箇所に歯肉の再生を促す「線維芽細胞」が増殖しないよう、メンブレンという人工膜で覆って自家骨などを詰めます。それによって骨を作る「骨芽細胞」が増殖するよう促します。メンブレンによって骨が再生するスペースを確保でき、充分に骨ができあがったところでインプラントを埋入できる状態になります。
ソケットリフト
上顎の奥歯の上には上顎洞とよばれる空洞がありますが、骨が薄いと上顎洞へインプラントが突き抜けてしまうおそれがあります。こうした症例で検討される治療のひとつがソケットリフトです。インプラントを埋入する箇所に穴をあけ、シュナイダー膜を押し上げてできた空間に自家骨などを入れます。同時にインプラント体を埋入することで、効率よく再生した顎骨と結合します。
サイナスリフト
ソケットリフト同様、上顎洞にインプラントが突き抜けるケースに対応する治療法です。顎の横の骨を削って窓を作り、歯槽骨(歯を支える骨)とシュナイダー膜を剥がします。できたスペースに自家骨などを移植し、歯肉を縫合して骨が再生されるまで待ちます。ソケットリフトよりも負担のかかる治療法ですが、骨がとても薄い状態や広範囲の場合にはサイナスリフトを検討します。
All-on-4
片顎の歯を全て失った場合に検討する治療法です。1本ずつインプラントを埋入すると体への負担が大きく、費用もかさんでしまいます。All-on-4は、4本のインプラントで連結した歯列を固定します。インプラントの本数が少なくすむので費用を抑えられ、体への負担も軽減します。インプラントを埋入したその日のうちに仮歯を入れることができるなど、安定性の高い治療です。
治療後のメンテナンス
インプラントの周囲は細菌に感染しやすくなります。これをインプラント周囲炎といい、炎症が骨まで広がるとインプラントが脱落する原因になります。治療後は定期的に歯科医院でメンテナンスを受けていただき、検診やクリーニングなどでインプラントを清潔に保ちましょう。

口腔外科

口腔外科は対象範囲が広く、お口の中だけでなく顎や顔面といった顎周りの外科処置をします。よく知られるものに親知らずの抜歯がありますが、そのほかにも顎に異常が出る顎関節症、口内炎などの粘膜の疾患、けがなどの外傷も含まれます。審美性に問題が出るものもあれば、会話や食事といった日常生活に支障が出ることもあるので、異常を感じたら早めにご相談ください。
口腔外科の主な疾患
親知らずの抜歯
歯列のなかでも最も奥に生えている歯です。歯が磨きにくいため虫歯にかかりやすく、痛みを覚える場合があります。また、横や斜めに生えることもあり、隣の歯に悪影響を及ぼすケースもあります。親知らずを原因とした痛みなどがある場合は、抜歯することで解消されます。
埋伏歯
歯が歯肉の下や顎骨の中に埋まっている状態のことです。歯の全体が埋まって横向きに生えているものや、斜めに生えて歯の一部が出ているものなどがあります。炎症の原因にもなるため、抜歯を検討します。
顎や顔面の外傷
交通事故やスポーツなどによるけがです。顎や頬の骨折も口腔外科の対象になります。お顔の審美性に問題が出ることもありますが、お口の機能にも影響してきちんと噛めなくなるおそれがあるため、早めの治療が大切です。
口腔乾燥症
唾液の分泌量が少なくなると、お口の中が乾燥します。これは口腔感染症といわれるもので、ドライマウスとよばれることもあります。口臭が強くなるほか、唾液が減少して細菌が増殖する環境になるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
顎関節症
顎の関節が痛い、顎を動かすとクリック音が鳴る、口を大きくひらけないなどの諸症状を顎関節症といいます。症状によっては食べ物が噛みにくくなるなど、日常生活に影響するおそれがあります。
顎変形症
上下の顎骨の成長バランスが悪く、噛み合わせに不具合が起きる病気です。噛み合わせが悪くなり、お顔全体の見た目にも影響が出ます。顎骨の変形を改善することで噛み合わせが正しくなり、見た目も自然になります。顎変形症による噛み合わせの不調は、矯正治療だけでは良くなりません。
口腔腫瘍
腫瘍はお口の中の軟組織や唾液腺、顎骨、それに舌や歯肉などさまざまな組織に発生する可能性があります。良性だけでなく「がん」とよばれる悪性の腫瘍ができる可能性もあります。「異物感がある」「以前はなかったできものがある」といったことに気づきましたら、お早めに受診してください。
のう胞(嚢胞)
虫歯の進行により、顎骨の中に液体が溜まった袋状ののう胞ができるケースがあります。のう胞の摘出は、根管治療や手術などによって行ないます。頬や舌などを噛んだときにできる水ぶくれものう胞に含まれます。
入れ歯

入れ歯は保険内で作ることもできますが、作製方法や使用できる素材が限られるため、快適な入れ歯を作るには限界があります。保険診療と自費診療の入れ歯の違いは大きく分けて3つあります。
どのような入れ歯を選べばよいの?
快適性
保険診療の入れ歯で、特に上の入れ歯を作った場合、プラスチックで顎を広く覆わなければなりません。そうなるとかなり厚みが出てしまい「話しづらい」「違和感がある」という感覚になります。
一方、自費診療の入れ歯は、薄い金属などで作れるので違和感が少なく、話しづらさも解消されます。見た目
部分入れ歯の場合、笑ったときに入れ歯を固定するためのクラスプが見えてしまいます。そうすると人の目を気にしてしまい、口を大きくあけることも迷ってしまいます。
自費診療の入れ歯は、種類によってはクラスプを使わずに作製できるので、周囲に入れ歯を使っていることを知られにくくなります。適合性
顎は食事のときなどに、前後左右さまざまな方向に動きます。正確な顎の動きや、歯の噛み合わせを正確に測定するには時間をかけて検査しなければなりません。保険診療ではそれだけ時間をかけるのが難しく、妥協せざるを得ません。
自費診療であれば、丹念に噛み合わせのチェックと調整をして、咀嚼(そしゃく)しても動きの少ない適合性の高い入れ歯を作れます。当院では、患者さまのお口の状態にあった最適な入れ歯を作ることを心がけています。
薄くて快適な入れ歯「スマートデンチャー」
患者さまに合った入れ歯をご提案するため、さまざまな入れ歯の種類をご用意しています。
そのなかでも「スマートデンチャー」をおすすめする機会が増えています。
スマートデンチャーは薄く小さいという特長があり装着感が良く、話しやすくなります。
さらに、金属のバネが目立ちにくいため、見た目が自然で、笑ったときにも入れ歯が気づかれにくいというメリットもあります。
また、保険診療の入れ歯は固定源となる歯に負担がかかり、栓抜きのような動きになるために抜けてしまうことがあります。
スマートデンチャーの場合はしっかりと装着するので隣の歯への負担が少なく、天然歯へのダメージを抑えます。
患者さまに合う入れ歯を装着することで、日常生活のストレスを軽減してより豊かな人生を送れます。
もしいまの入れ歯が合わずにストレスを感じていましたら、お気軽にご相談ください。


相談受付中
歯を失った方、現在入れ歯やブリッジをお使いの方からのご相談を受け付けています。
丁寧なカウンセリングを心がけていますので、どのようなことでも遠慮なくお話しください。
リスク・副作用
インプラント治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
- 高血圧症、心臓疾患、喘息、糖尿病、骨粗鬆症、腎臓や肝臓の機能障害などがある方は、治療を受けられないことがあります。
- 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
- 手術後、歯肉・舌・唇・頬の感覚が一時的に麻痺することがあります。また、顎・鼻腔・上顎洞(鼻腔の両側の空洞)の炎症、疼痛、組織治癒の遅延、顔面部の内出血が現れることがあります。
- 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
- 手術後、喫煙や飲酒をすると治療の妨げとなるので、1週間は控えてください。
- インプラントの耐用年数は、口腔内の環境(骨・歯肉の状態、噛み合わせ、歯磨きの技術、メンテナンスの受診頻度、喫煙の有無など)により異なります。
- 毎日の清掃が不充分だった場合、インプラント周囲炎(歯肉の腫れや骨吸収など)を引き起こすことがあります。
入れ歯の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用
- 内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
- 使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
- 事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
- 入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
- 咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
- 金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
- 使用方法などにより、破損することがあります。
- 定期的な検診・メンテナンスが必要です。
ブリッジの作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用
- 内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 失った歯の両隣の健康な歯を削る必要があります。
- 支えになる歯に負担がかかり、将来的にその歯を失う可能性が高くなります。
- 奥の場合は金属でしか対応できません。
- 連続して歯を失っている場合、治療できないことがあります。
- ブリッジと歯肉との間に食べ物のかすが詰まりやすいので、口の中の衛生状態を保つことが難しくなります。
- 顎骨の吸収を抑制できません。
歯科用CTを用いた検査にともなう一般的なリスク・副作用
- コンピューターを駆使してデータ処理と画像の再構成を行ない、断層写真を得る機器となります。
- 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 検査中はできるだけ顎を動かさないようにする必要があります。
- 人体に影響しない程度(デジタルレントゲン撮影装置の1/10以下)の、ごくわずかな被ばくがあります。
- ペースメーカーを使われている方、体内に取り外せない金属類がある方、妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けられないことがあります。
ガイデッドサージェリーを用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- サージカルテンプレート(手術用テンプレート)を作製することで、インプラントの埋入位置・方向・角度・深度の精度と正確性を向上させられます。
- 低侵襲での治療が可能ですが、術後に腫れや痛みが現れることがあります。
フラップレス手術にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- インプラントの埋入にともない、外科手術が必要となります。
- インプラントの埋入に関するリスク・副作用については、上記「インプラント治療にともなう一般的なリスク・副作用」をご確認ください。
- 通常のインプラント埋入手術に比べ低侵襲ですが、痛みや腫れが現れないということではありません。
骨造成にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 外科手術が必要となります。
- 手術後、痛みや腫れが現れることがありますが、ほとんどの場合1週間ほどで治ります。
- 治療後、骨がしっかりと作られるまで3~6ヵ月の治癒期間が必要です。
- 歯周病の方、心疾患や骨粗鬆症など内科的な疾患のある方は、骨造成治療が適さないことがあります。
- 口腔内の衛生状態の悪い方、顎骨が足りない方、免疫力や抵抗力が低下している方、歯周病発生リスクの高いとされる糖尿病の方、喫煙する方は、すぐに治療できないことがあります。
- 日常的に服薬しているお薬などが治療に影響することがあります。
- サイナスリフト・ソケットリフトの処置にあたり、上顎洞膜が破れる可能性があります。その場合、手術後に抗生剤を服用して感染を予防し、膜が自然に治癒するまで待ちます。
- 体の状態や細菌感染により、骨補填材と骨とが結合しない場合があります。この場合、原因を取り除き、ご希望があれば再治療を行ないます。
- 骨の成長途中であるお子さま(おおよそ18歳未満の方)、妊娠中の方は治療が受けられません。
All-on-4にともなう一般的なリスク・副作用
- 機能性や審美性を重視するため自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- インプラントの埋入ともない、外科手術が必要となります。
- インプラントの埋入に関するリスク・副作用については、上記「インプラント治療にともなう一般的なリスク・副作用」をご確認ください。
- 残存歯のある方は、症状により抜歯や歯槽骨の切削など外科手術が必要となることがあります。
- 治療当日に仮歯を装着できますが、最終的な人工歯を装着できるのは、インプラントと骨とがしっかり結合してからであり、それまで数ヵ月の期間を要します。
口腔外科治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 症状や治療内容によっては保険を適用できますが、機能性や審美性を重視するため、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 手術後、歯肉・顎などの炎症・疼痛・腫れ、組織治癒の遅延などが現れることがあります。
- 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。
親知らずの抜歯にともなう一般的なリスク・副作用
- 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
- 抜歯後の数日は、腫れや痛み、出血が止まらないことがありますが、多くの場合、数日から1週間ほどでおさまります。
- 下唇から下がしびれる神経麻痺を生じることがあります。
- 舌の一部または全部の神経が麻痺し、味覚も麻痺する場合があります。
- 下顎を抜歯した場合、抜歯した傷口から空気が入り、突然頬や顎が腫れることがあります。
口腔乾燥症治療にともなう一般的なリスク・副作用
- ほかの疾患の治療にともなう副作用で発症することがあります。その場合は、原因となる疾患の治療を主に行ないます。
- 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
- 唾液腺を刺激する薬物を使う場合、発汗、嘔気、腹部膨満感などの症状を引き起こすことがあります。
口腔腫瘍治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
- 手術、薬物療法や放射線療法を行なった場合、粘膜の炎症、口腔内の感想、味覚障害、嚥下障害などの副作用を引き起こすことがあります。
- 悪性腫瘍の場合、治療法によっては治療期間が長期化する可能性があります。
顎関節症治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
- 薬物療法で鎮痛消炎剤や筋弛緩剤を使う場合、胃腸障害、眠気、倦怠感などを引き起こすことがあります。
- スプリント治療やプレート治療を行なう場合、装着を怠ると治療期間が長引くことがあります。
- 顎関節症は矯正治療により改善されることもありますが、矯正治療と関係なく悪化することもあります。矯正治療を行なったからといって、必ず顎関節症が治るというわけではありません。現段階で、顎関節症と矯正治療との明確な因果関係は示されていません。